和室の畳をなんとかしたい!

目次
知っておきたい畳の新調と表替えの違い
畳の表替えの時期とは?寿命によってはできない場合もある

 

畳の新調と表替えの違いとは
畳の寿命や張り替えの時期を徹底解説

 

知っておきたい畳の新調と表替えの違い

・畳が色褪せてきた
・傷みが目立ってきた
・畳を踏むとなんだかフワフワする
・見た目も悪いし
・そろそろなんとかしたい
と思いつつもそのままにしてしまっておられる方が多いと思います。

新築で入居されたまま畳の新調や張り替えをしたことがない、知り合いに畳屋さんがいないし相談する人がいない

そういったことで畳の張替えについてなにかと後回しになりがちです。
しかし、放っておくとお部屋の見た目もさることながら、畳の寿命が短くなってかえって余計に費用がかかったり、ダニやカビによる健康被害につながることがあります。

そこで畳を新調や張替えするにあたって、知っておきたいこと、知らないと損することをお伝えしたいと思います。

畳替えにあたってまず知っておきたいのが畳の構造です。
畳の構造なのですが、畳表と畳床、畳縁の三つから構成されています。

畳表とは畳のメインとも言える所で普段目にしている場所です。
いわゆる表面です。

畳の構造です

ここが擦り切れたり、ささくれてきたり、黒ずんだりするととても目立ちます。

畳床とは畳の中の芯の部分にあたる所でここが傷んでくると踏み心地が悪くなります。

畳縁とは畳の側面に縫い付けてある布生地のことで畳を保護する役割をしています。様々な模様や色があり、ものによってお部屋の雰囲気が落ち着いた感じやおしゃれな感じにしてくれます。

畳の構造を踏まえた上で畳の張り替えの種類についてお話したいと思います。
まず畳の新調についてですが、これは皆さんもイメージしやすいかと思います。
新畳への入れ替えです。
畳表、畳床、畳縁すべてを交換するため見た目にも新しく踏み心地の良い畳となります。
お手入れやお部屋の使用状況にもよりますがおおよそ十年が新調の時期だといわれています。

畳の表替えについては、ご存知の方も少ないと思います。また、「表替え」という言葉ではなかなかイメージがつきにくいかと思います。
簡単に言うと既存の畳床をそのまま再利用し、畳表、畳縁を新しいものに交換します。
そうすると見た目が非常に美しくなります。
そして畳表面が新しくなるとお部屋の香りも違ってきます。

また新調に比べてコストが安くなります。
これは大きなメリットといえます。

ですが、すべての畳で表替えができるわけではありません。
いわゆる表替えができる条件やその時期についてこのあとお話していきたいと思います。
 

畳の表替えの時期とは?寿命によってはできない場合もある

畳の表替えの時期は、一般的におおよそ6、7年くらいといわれています。
ただこれはあくまで目安としてとなります。お一人お一人各ご家庭でお部屋の使用状況やお手入れの頻度も違いますので時期も変わってきます。
なので明らかに畳の傷みが目立ってきた
手入れしても落ちない汚れがある場合など
6、7年経過していなくても表替えをした方がいい時があります。

そして畳には寿命があります。
畳を入れてかなりの年数が経過している
変色や傷みがかなり進んでいる。
カビやダニの付着がひどい。
畳の上を歩くとフワフワしている場合は、畳を新調した方がいいでしょう。
畳を踏んでフワフワしているということは畳床、いわゆる畳の芯の部分が劣化しています。
そこまでいくと畳の持つ優れたクッション性や保湿、除湿といった湿度の程よい調節、さわやかな香りといったものがなくなっています。
いわゆる畳の本来持つ優れた機能性がそこなわれています。

畳の状態を知ることがとても大切です

畳の張替えについて新調の方がいいのか、それとも表替えの方がいいのか
コスト面やお部屋の使用目的によりかわってくると思います。
例えばコストがかかっても気分一新良い畳を新調でいれたいと言われる方もおられます。

一方であまり使わないお部屋だから、なるべくコストを抑えて見た目を良くしたいという方もおられます。
ですが、畳の状態によっては表替えをしたいのにできない場合もあります。
なので、今現在の畳の状態を知ることがとても大切だと思います。
そして、日々のお手入れをする事で、畳の寿命も伸びます。

最後に、自宅の畳が今どういう状態なのか知っておきたいという方には、一人であれこれ悩むよりもやはり専門の業者に相談するのが早いと思います。
信頼できる畳屋さんと出会うことが長い目でみるとコスト面においても和室を快適に保つ秘訣なのかもしれません。

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