• HOME
  • MAGAZINE
  • 一枚あたりの値段はいくらが相場?畳の平均価格を知るためのたった1つのポイント

一枚あたりの値段はいくらが相場?畳の平均価格を知るためのたった1つのポイント

 

畳を新調するといくらぐらい?相場を徹底比較!

畳を張り替えてからだいぶ年数が過ぎていたり、い草が服につくようになってきたように感じたり、畳の心材である畳床がへたってきて、踏むとギシギシと音が鳴ったり、ブカブカと浮くような感触になっていませんか?
ブカブカと浮くような感触になってきたときは畳の内部が劣化してきている証拠です。そういった場合などはそろそろ畳を新調する時期にきています。

新調とは、古い畳を処分し、畳表、畳床、畳縁の全てを交換する方法です。全てが交換となるため、見た目にも新しく、い草のにおいが広がり、クッション性のある踏み心地になります。

新しい畳にすると気持ちがいい・気分がいい

また、新しい畳のにおいには癒しの効果があります。い草の芳香成分には森林浴効果と同じ癒し成分が含まれています。また、高いリラックス効果のある成分も含まれています。
新しい畳にすると気持ちがいい・気分がいいと感じるのはこのような効果があるためです。

だいたい新品の畳から10年〜15年位経過した頃が新調の目安となりますが、締め切った和室など、畳にカビやダニが発生していたり、湿度が高く傷みが早い場合など、年数より早く傷んでしまうといった状況にもよりますので一度畳店に、今おいている畳の状態を見てもらい、新調するかどうかを見極めてもらうのがいいでしょう。

畳の新調の料金相場は、1畳あたり10,000円〜25,000円ほどです。
ただし、材質や畳のグレードにより価格が上下しますのでよく見定めてみるといいでしょう。
また、新調の際、この料金とは別に作業代や古い畳の廃棄処分費用がかかる業者もあるので注意してください。

 

新調と張替え、畳店・ホームセンターの価格を調査

畳の新調や張替えはどのように違いがあるのでしょうか、また、畳店とホームセンターではどう違うのでしょうか。そして畳店とホームセンターでは価格に差があるのでしょうか?

まず、畳の表替えとは、い草と麻糸とで織られたゴザの畳表を新しいものに取り替えることです。新調とは異なり、畳の心材は同じものを使います。

畳屋の表替えの料金相場は、1畳あたり5,000円〜15,000円ほどです。
(先ほども述べましたが、新調は1畳あたり10,000円〜25,000円ほどです)

ホームセンターでの表替えの相場は1畳あたり3,000円〜15,000円ほどです。
ホームセンターでの新調の相場は1畳あたり8,000円〜20,000円ほどです。

グレードにもよりますが、だいたい2,000〜5,000円ほどの差があるようです。

ホームセンターでは訪問の引き取り以外にもホームセンターへの持ち込みで割引があるようです。
トラックの貸し出しもあり、運び出せる場合はこちらの方がおトクになります。

ただし、ホームセンターの畳ではい草の質に気をつけなければいけません。
い草は農産物のため、その年の天候によって品質に大きな差がでます。
い草は12月の寒い時期の頃に植えて、7月頃に収穫します。6月の梅雨の時期に一気にい草はすくすくと伸びて畳として使える長さに育ちます。
しかし、雨が少なく空梅雨になるとい草は十分に伸びません。そうすると品質が低下するのです。

十分伸びずに短い長さのい草は、根の部分は白く茶色になり、畳表として仕上げたときに両端が白い部分と茶色の部分が入り混じった畳となります。
このようない草を使っているホームセンターがありますので注意してください。
実際にホームセンターに訪れて、サンプルなどを見てみるのがいいでしょう。

表替えの様子です

 

高級vs格安 あなたならどっちを選ぶ?

先程も述べましたが格安な畳は、短いい草を使用することにより根の部分が入ってしまい変色が出て、見た目が美しくない畳に仕上がることがあります。
畳の変色の理由は様々ありますが、枯れているというのも理由の一つです。変色したい草は他のものよりも細くてすぐに切れやすいのが特徴です。
変色したい草が混ざっていると1本1本のふっくら感にばらつきが出てしまい、感触も異なります。
ホームセンターなどの格安畳を販売しているところでは、そのようない草を用いて畳を作ることが多いですが、畳店では異なります。
畳店では、い草が良く育った年に、何年分もの大量のい草をまとめて購入して、倉庫に保管しながら使用しているところもあるほどです。
畳店は質の良いい草を使って畳を作っているのです。

多ければ多いほどきめ細やかさと弾力が違います

また、1畳に使用するい草の本数も5,000本から8,000本と多ければ多いほどきめ細やかさと弾力が違います。裏返しを行った際にい草の使用本数が多ければ多いほど焼けが少なく、ほこりも通りにくくなります。
格安のゴザと高級なゴザを折りたたんで見比べると、厚みにだいぶ差が出ます。厚みが出るほど高級な畳の証です。

現在では中国産い草を使用している場合があります。中国産い草の安い価格帯のものは質に難がありますので注意したほうがいいでしょう。それでももし、中国産い草を使いたいという場合は、少しグレードの高いものにするのがオススメです。

畳店やホームセンターでも、まずはサンプルを見てみるのがいいですが、もし見てもわからないときは、自宅の畳を見てもらい、同じグレードの畳がどのくらいの価格であるか調べるといいでしょう。

 

まとめ

畳の価格はピンからキリまであります。格安の畳と高級畳とでは質がだいぶ異なりますので、どのくらいのグレードまでにするかを決めて、畳を見比べてみてください。
あまりにも格安な畳はそれなりの質になりますので注意してください。
お近くのホームセンターや畳店まで足を運んで、実物をみてみるのがよいでしょう。

関連記事一覧