お部屋の大掃除の時に椅子や机などの家具を移動させたらへこみを発見 しょうがないと諦めがちなへこみの跡 重い家具から畳を保護する○個の方法
誰もが経験するであろう家具を移動させたら畳にへこみの跡が・・・
どうしたら畳を保護できる?
まずは手頃な方法からご紹介!
最近では、畳の部屋に和モダンなインテリアコーディネイトをして、暮らしを楽しむ人も
増えています。
しかし、畳は重い家具や脚のあるものには向きません。
この問題を解決することができるのは、畳のへこみ防止グッズです。
ホームセンターや100円グッズなどにある分厚いコルク素材のへこみ防止マットを、畳と家具の間に挟むことでへこみを予防することができます。
へこみ防止専用のグッズが用意できない場合でも、畳との間にカーペットを必要なサイズで
カットして代用することもできます。
畳の部屋に置く家具選びと合わせてへこみ防止グッズを購入しておくと、お好みのインテリア
コーディネイトを楽しむことができます。
次に、すでにへこんでしまった畳の直し方をご紹介します。
驚くことに畳のへこみを直す道具は、水にぬらして固く絞った雑巾とアイロンだけです。
ここで紹介する方法は畳の素材であるイ草の性質を利用した方法です。
畳はイ草を編んで作られているため、熱と水分を与えることで繊維が膨張して元に戻ろうとしてきます。
畳を直すには、まず初めにへこみが気になる部分へ濡れ雑巾を置きます。
そしてその上からアイロンを当ててあげるだけでイ草の圧縮された繊維が戻ってきて、
少しずつへこみが改善されていきます。
もしもスチームアイロンを用意できた場合には、濡れ雑巾は必要なく、畳のへこみにスチームを十分に当てあげるだけで圧縮された部分が元に戻ってきます。
畳のへこみにもさまざまな状態があります。
固く絞った濡れ雑巾とアイロンだけでは上手く直らなかったひどいへこみや、家具を退かしたあとの色あせなどが気になる場合もあります。
自分の手には負えない状態の畳には、畳の交換を検討するのも一つの方法です。
和室にパソコンラックに椅子を置いたら・・・
畳を保護するためにできること
どうしても和室に背の高い家具を置きたいのであればカーペットを敷きましょう。
テーブルなどのへこみ、そしてイスによる傷を防ぐために机の回りをカバーするぐらいのカーペットを敷くという方法がありますが、これには注意点があります。
まず、イスに関しては、カーペットの毛足が長い(フカフカしてる)とキャスター付きのチェアでは滑りが悪くなるので、毛足の短い物にしましょう。
デスクのへこみに関しては、デスクの重さにもよりますが、カーペットだけで全くへこまない、というのは難しいです。
できるだけ表面の毛の部分ではなく、本体の部分の厚みがあるものにしましょう。
さらにへこみにくくするには、机と畳の間に脚よりもちょっと大きめの木の板を挟む事ですが、見た目が気になる場合は、カーペットと畳の間に挟んでしまう、という方法も。
・木の板で畳を傷つけないようにする
・机が板からずれないように
などの注意が必要です。
チェアマットを敷くのもオススメです。
チェアによる傷を防ぎ、それでいて動きもスムーズにいくようにできるのが、チェアマットです。
厚手の樹脂のシートになっていて、透明の物やちょっと色のついた物があります。
これもカーペット同様に通気性は全くないので注意しましょう。
あと脚の部分だけに敷いてへこみを抑える、保護するというのもあります。
また、極力圧迫感の少ないものを選びましょう。
和室なのでガッシリした木製のデスクを想像する人がいるかもしれませんが、高さも圧迫感も出てしまい、逆効果です。
木製の天板の物は良いと思いますが、あまりデザイン的に線の太いものではなく、脚なども細めでシンプルなデザインの物にしましょう。
木製の天板に黒のアイアン脚を合わせたタイプなどは、線が細くて見た目も良く、和室にも合うのでおすすめです。
畳の保護はもちろん家具を置いた時の見栄えも良くしたい!
そんな時に使える便利なアイテムをご紹介
畳は和室には欠かせませんが傷みやすいのが気になるところです。
そこでおすすめなのが、畳の上にコルクマットやジョイントマットを敷くこと。
いくつかの注意点はありますが、畳を保護することにおいては非常に効果があります。
マットはカーペットよりもクッション性が良く、膝にやさしいです。
また物を落としても響かないので防音性にも役立ちます。
そのほか床からの冷えが伝わらないので底冷えしない点や、滑りにくい点など、
メリットは多いです。
マットは素材でわけると以下の2つがあります。
コルクマット
天然コルクを使用したマットです。
肌触りがさらさらして、べたつく夏場でも快適に過ごせますし、冬は温かみを感じます。
見た目もコルクの自然な風合いなので、だいたいのお部屋には合うでしょう。
また、コルクにはスぺリンという防虫成分が含まれるためダニをよせつけない効果があります。
ジョイントマット
EVA樹脂製のマットです。
さまざまな柄があり、子供用にアルファベットやキャラクターのカットが入っているものもあります。
また、畳柄のマットもありますので、畳の雰囲気は残したいけど本物の畳は保護したいという場合にもおすすめ。
もちろんフローリング調の柄もあるので、洋室のようにすることも可能です。
防音性、クッション性、断熱性にも優れています。
畳を傷つけたくない、部屋全体をフローリングにしたいなら、賃貸でもリフォームせずに簡単に設置できる「ウッドカーペット」や「フローリングマット」がおすすめです。
部屋全体ではなく、机の凹み跡や重い荷物を載せたラックの跡を畳に付けたくないなら、「防振マット」や「和風のい草座卓敷き」がおすすめです。
できるだけお金をかけないなら、百円ショップの「防振マット」が一番安いですが、畳に置いたときの見た目を考えると「い草座卓敷き」が一番でしょう。