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ふとした日常で気付く畳の劣化 「畳ってこんな色してたっけ?」 畳の変色や劣化を防ぐ効果的なお手入れ方法とは

畳の日頃のお手入れで大きく変わる
畳の劣化を防ぐ4個の方法

 

初めはい草の匂いが充満し、綺麗な色をしていた畳も年数が経つにつれ老化してしまいます。

ここで畳の老化を防ぐ方法をご紹介します。

・畳の目に沿って掃除をする
畳の表面の細かい凹にホコリやダニなどが隠れて溜まります。
掃除機をかけるときや拭き掃除をするときは畳の目に沿って行うことで、効率よくゴミをかき出すことができます。
力を入れすぎると畳を傷める原因となりますので注意してくださいね。

・拭き掃除をは乾いた雑巾で行う
ぬれ雑巾で拭くと畳の光沢がなくなってしまい、黒ずむことがあります。

・畳干しを行う
本来は年2回、春と秋のよく晴れた日に畳を干すと良いと言われています。
まず先端の尖ったもので、中央にある畳から持ち上げて取り外します。取り外した畳は一枚一枚大きさが違いますので、入れ間違うと入らなくなります。
なので必ず向きとどこにあったものかを印をつけておきましょう。
干す時は地面に畳が直接つかないようにすることが大切です。
ブロックなどを台にし、洗濯竿などに立てかけるように干しましょう。ベランダに立てかけても良いでしょう。
この際、畳表を直接日光に当てないようにしてください。畳床の面を日光に向けて、ホコリをたたき出して4~5時間干してください。畳を干せない場合は、単純に床から畳を浮かして、空き缶などをはさんで、風を通すだけでもOKです。

・紫外線対策を行う
畳焼けが起きる原因は紫外線です。
畳焼けが起きても品質に何ら問題はないのですが、新しく見せたかったりい草の香りをできるだけ長く楽しみたいときには紫外線対策をしておいた方がよいでしょう。
一番いい方法はシートを敷いておくことです。
紫外線をカットできる畳専用のシートが売られています。
これを畳の上に敷き、ピンでとめておけば日で焼けることはありません。
また、紫外線を遮るカーテン類を使用したり、窓ガラスに紫外線防止のフィルムを貼るのも有効です。
こうすることで窓のそばだけ変色してしまうという事態を防げます。

やっぱり実物を見て店舗で対面販売で購入したい!
ニトリなどのホームセンターで畳を買うという選択肢

 

畳の素材の産地には国産と外国産があります。
国産だとお値段は少し高くなり、外国産だとお値段は安くなります。
そして畳は1枚1枚サイズが違う「オーダーメイド」なのはご存知でしたでしょうか。
ホームセンターの既製品の畳は産地表記されてない場合は外国産の可能性があります。
また、既製品の畳の場合は決められた材料やサイズから選ぶしかありません。
しかし畳屋さんの畳は畳表(ゴザ)や畳床(土台)畳縁などお客様のお好みに合わて作ることができます。
更には、お部屋のサイズに合わせた畳も作ることができます。

一方、ホームセンターで見かける置き畳の多くは、畳表に使うイ草の長さが短いものが多く、
芯材に不織布を使用しています。
厚みのある不織布と畳表を畳縁と一緒にミシンで縫い付ける加工です。
畳というよりは、マットのような感じですね。
感触は柔らかく、軽量で良いのですが、柔らかすぎるためイ草が折れやすい傾向があります。

畳の素材にこだわるならホームセンターでの購入は避けた方がいいでしょう。
畳の知識のない販売員が接客することになるので、手軽に畳を楽しみたいというような方以外にはあまりオススメできません。

インターネットなどでも多数の畳店がありますが、販売だけを行っている畳店ではなく、製造販売をしている畳店を選びましょう。要は店舗のある畳店ですね。店舗を構えていることは信用第一でなければ成り立ちませんので、こういう形態をとっている畳店は信用できるといってもいいでしょう。できれば店内や作業場も確認しましょう。生理整頓されていてスムーズに仕事が運ぶよう配慮されている畳店であればポイントも高いです。仕事場に作業台があれば、畳を機械縫いせずに手縫いしているということですので技術もあるでしょうし、仕上がりも違います。

 
 
 

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