畳の手入れの仕方で寿命がかわる!畳を長持ちさせる○つの習慣
畳の仕組みを知れば納得。効果的な手入れの仕方とは
すがすがしい香りと優しい感触をいつまでも保つには日頃のお手入れが大切です。
ここではすぐに実践できる畳の効果的なお手入れ方法をご紹介します。
掃除機をかけ、固く絞った雑巾か、乾いた雑巾でカラ拭きをします。
⇨掃除機のかけ方は、畳の目に沿ってゆっくりと。
1畳40~60秒かければ、アレルゲンの減少・増殖防止になります。
天気の良い日には、窓を開けて風を通しましょう。
⇨直射日光は畳表の変色をまねき、傷みを早めますから出来るだけ避けましょう。
梅雨の季節、湿度の高い時は窓をあけず、エアコンで室内の除湿をしましょう。
できれば年1~2回日干しをするか、畳店で加熱乾燥処理をするのがオススメです。
次にお手入れの注意点をご紹介します。
畳の上には絨毯やカーペットなどを敷かないようにしましょう。
⇨畳の上に絨毯やカーペットを敷きますと、和室の良さをなくすのはもちろん、ほこりが溜まりやすく不衛生になります。
また、畳の通気性をさまたげ、湿気を含みカビやダニの発生の原因ともなりますので、畳の上には絶対にじゅうたん・カーペットを敷かないようにしましょう。
なお、冬場の寒さしのぎにご使用になるのはやむ得ませんが、暖かくなったら、なるべく早く収納しましょう。
ピアノや机のような足のある重い物は直に置かないようにしましょう。
⇨重い家具は、直接畳の上に置かず、下に板などを置くと跡になりにくくなります。
もし、跡がついてしまったら、熱いお湯でしぼったタオルをあてて、上からアイロンをかけます。これでかなり戻りますが、その後はかならず、ドライヤーなどの冷風で乾燥しておきましょう。
畳の寿命がのびる!身につけておきたい5つの習慣
畳という建材は、お手入れの仕方によって寿命が大きく違ってきます。使い方がよいと、畳の芯材である畳床が50年はもつそうです。
畳はもともと、乾燥や多湿を繰り返す日本の気候にあった建材として使われてきました。
しかし湿気に対しては弱い性質で、カビを生やしてしまうことがよくあります。
ここで畳の寿命を伸ばすためのコツをご紹介します。
・定期的に畳を半日ぐらい日干しにしてしっかりと乾燥させる
日干しによる乾燥は畳の裏側を向けて行うようにしましょう。
畳の表側を直射日光に当てると、畳の劣化を早めることになるからです。
また長時間にわたって日光を当てすぎると日焼けしてしまいますので、注意が必要です。
畳の表側については、陰干しで乾燥させるようにしましょう。
・定期的に畳をたたいてほこりを払っておく
畳は日常の使い方によって、その寿命を短くしてしまうことがあります。
ほったらかしでホコリをためると、ダニが発生するもとになります。
・新畳を2〜3年ほど使用したら裏返しにして使う
畳表は通常4~5年程度で張り替えることになりますので、このサイクルを目安に痛み具合を
確認しながらメンテナンスを行いましょう。
・日光に極力当たらないようにする
畳の表は日光に当たると、日焼けの跡ができたり、変色したりしてしまいます。
そのため、常に日光が当たらないよう配慮が必要です。
・掃除機は畳の目に沿ってかける
雑巾での掃除も同様で、乾いた布で畳の目に沿って拭くようにします。
縁については、洗剤をつけてからブラシでたたいて汚れを落とすのが畳を傷つけない
掃除方法です。