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赤ちゃんにも安心 スプレーをつかわない業者の裏技をこっそり公開。 アイロンをつかった畳のダニ駆除の方法とは?

気づかないうちに危険がいっぱい。畳にいるダニによる健康被害。 ダニから赤ちゃんを守る駆除方法とは

 

畳にダニが発生したのなら、畳を張り替えれば良いという話にもなります。
畳の張り替えは1畳あたり、3,000円~5,000円します。
ダニが発生するたびに張り替えていては根本的な解決にはなっていません。
ですので、畳にダニを繁殖させないための掃除方法を身につけていきましょう!

– 掃除機を毎日かける –
畳にダニが繁殖する原因は「フケ、垢、ホコリ、食べカス」が散らかっているから。
こういうダニの好物を取り除かないかぎり、ダニの繁殖を防ぐことはできないのです。
なので、毎日掃除機をかけるようにしましょう。
 
– 拭き掃除を行う –
雑巾を固く絞って畳を拭く掃除を、2週間に1度は行うようにしましょう。
来客が多い畳の場合はそれ以上の1週間に1度の頻度が良いかも知れません。
雑巾による水拭きを行うわけなのですが、注意点をご紹介します。

・水がポタポタ垂れないようにしっかり絞って拭く
・畳の目に沿って拭く
・拭いた後はしっかり乾燥させる

– 畳の下も掃除する –
表面だけでなく、畳の下にもダニが繁殖しています。
そこで、畳の下のホコリなどを取り除くために、畳干しをする際に畳の下の掃除も
一緒に行うことが重要です。
しっかり乾燥させ、隅々まで掃除機をかけましょう。

対策はしていたものの、ダニが発生してしまった場合は迷わず殺虫剤を使用しましょう。
以下の商品がダニの駆除にオススメといわれています。

・ダニアースパウダー
パウダーを畳の上にかけ、掃除機で吸い込むとダニを除去できるものです。
要するに、毒を吸い込んでコロコロ転がったダニをパウダーもろとも吸い込むわけです。

・フマキラー ダニ用スプレー ダニブロッカー
カーペットにも使える、噴きかけるだけで防ダニになるスプレーです。
すぐ乾くタイプのやつで、表面のダニを駆除、ついでに潜んでる奴らの繁殖まで防いでくれると
いう優れものです。

畳のダ二の駆除といえば天日干しのイメージ
熱が効くならアイロンをつかったダニの駆除はどこまで有効?

 

実のところ、ダニは殺すだけでは対策として不十分で、ダニアレルゲン
(その死骸や糞、抜け殻など)を除去して始めて対策完了となります。
しかし、駆除と除去のどちらにも効果の高い方法はないので、これらの方法を組み合わせたり、工夫する必要があります。


畳のダニ退治の方法はいくつかありますが、その中で今回はスチームアイロンをメインに使った
退治の方法と効果をご紹介します。

以下の2点はくれぐれも守りましょう。

・あて布は必須
・退治の乾燥

畳に直接アイロンを当てるといくらスチームといえど熱で焦がしてしまう恐れがあります。
使い古したタオルをあて布代わりにし、その上からアイロンを当てましょう。

また、スチームを噴射することで畳が湿ります。
湿った環境のまま放置しておくとダニの再発生だけでなく、チャタテムシまで湧いてしまう恐れがあります。考えるだけでもおぞましいです。

畳を乾かすとなれば、

・畳を天日干し
・畳を壁に立て掛けた状態でエアコン、扇風機の風を当てる
・布団乾燥機で乾かす

などの方法になりますが、もしこれらの乾燥処理ができないのであれば、スチームアイロンで
ダニ駆除を行うことはお控えください。
スチームクリーナーも同じく畳を湿気らせるので、水分に気をつけるようにしましょう。

また、スチームアイロンでダニを退治することは出来ても、そのダニの死骸は残ったままですし、そのダニが存命中に出した糞、抜け殻なども残ったままです。
なので、ダニ退治の後にはしっかりとダニアレルゲンの除去をしましょう。
掃除機での吸引除去が手早く効果的な方法です。

畳のダニ駆除に効果のある薬品スプレーを使わないアイロン方法

 

ダニは高温に弱く、65度以上の温度にしばらくあてることで死滅します。
一昔前は、ダニは洗濯をして天日干しにすることが効果的と言われていましたが、
実は天日干しをしても65度以上にはならないので、ダニ駆除には効果がありません。

一般的なスチームアイロンであれば最大温度に設定することで、100度以上のスチームを
出すことができ、ダニの駆除に効果的です。

ここでスチームアイロンを使ったダニの駆除方法をご紹介します。

① 退治する畳の部屋を1時間位真っ暗にします。
② 水で濡らしたタオルをしっかり絞って退治したい場所に被せます。
③ 温度を最高にしたスチームアイロンをゆっくりとあてていきます。
④ 時間をかけて掃除機をかけます。

しかし、いくつか注意点があります。
まずは畳の損傷です。
高温のアイロンをあてるということは、畳が焦げてしまう可能性があります。
二つ目は温度の上昇です。
高温の水蒸気をあてるので、畳は高い温度となります。使用後、念入りに乾拭きをして
乾かす必要があります。

そして一番の問題点が、畳の表面近くのダニしか殺せないということです。

実は、スチームアイロンをあてても表層周辺には効果があっても畳の奥深くにいるダニの
駆除効果はあまり期待できません。

さらに、危険を感じたダニたちはより安全な奥へ奥へと逃げ込んでしまうため、
表面のダニを駆除する効果はあっても温度の上昇や、畳を傷めてしまうなどのデメリットを
考えると、あまりオススメできる方法ではありません。
面積が広いと大変なうえ、やりすぎると畳が焦げるなどのトラブルも起こりうるので十分に注意しましょう。

 
 

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