• HOME
  • MAGAZINE
  • 選ぶのが大変?いろいろある畳の種類 使われるい草だけでも種類がたくさん 最近注目の高い琉球畳やフローリングに使えるユニット畳のオススメをご紹介

選ぶのが大変?いろいろある畳の種類 使われるい草だけでも種類がたくさん 最近注目の高い琉球畳やフローリングに使えるユニット畳のオススメをご紹介

ご存知ですか?畳に使われるい草にもたくさん種類があります。
い草の種類によって違う得られる効果とは?

 

畳表に使われる原料の一つとしてい草があります。
お米に様々な品種があるように、い草にも品種があるということをご存知でしょうか?

一般的にい草には次のような効果があります。

1.温度調整
⇨空気が乾燥していれば水分を放出、ジメジメしていれば水分を吸収!

2.空気浄化
⇨シックハウス症候群、アトピーぜんそくなどの原因となるホルムアルデヒドを吸収分解!

3.消臭効果
⇨タバコ臭、ペット臭、汗臭などの生活臭を分解、臭いを軽減!

多くのい草の場合「泥染め」の行程を行うことで、下記の特性を得ています。

・乾燥時にムラなく均一に乾燥されている
・肌触りが良く色調が整っている
・変色防止効果
・畳独特の香り(香り成分の持つリラックス効果)

い草栽培については熊本県が日本一で、栽培面積および生産高はともに国内の95%近くを
占めています。
ここで熊本県産のい草の品種をご紹介します。

– ひのみどり –
とにかく草の茎が細く、根元まで緑色で、畳表に作り上げた時に表面がきめ細かで
仕上りが美しく、日焼け後の退色も美しい。

– 夕凪 –
青み深い色合いで、茎が太い。
いぐさの表皮が厚く、硬いので耐久性の優れた畳表になる。

– ひのはるか –
ひのみどりより茎が長くなるため、端部の品位が優れた美しい畳表になる。

– 涼風 –
ひのみどり、夕凪より長茎収量が多い。
茎が中太で十分硬く、ひのみどりより単位時間当たり多くの畳表を生産することができる。
畳表は「夕凪」「ひのはるか」よりも相対的に明るい色調であり、やや黄緑味が強い。

私たちの暮らしを支えているい草。
い草と一口にいっても、品種ごとにそれぞれ異なった特徴を持っているんですね。
畳を新調する際には、生活環境やライフスタイルに合わせて品種選びをしてみては
いかがでしょうか?

皆様お一人おひとりが快適な畳ライフを過ごすことができれば幸いです。

最近よく聞く琉球畳
どんな種類の畳?その特徴とオススメをご紹介

 

琉球畳とは、大分県産の「七島イ」と呼ばれる井草を使用した畳のことで、
目が細かく見た目が繊細で綺麗なのが特徴の畳です。
半畳タイプで縁の無いものが一般的となっています。
お洒落でありながら上品さを醸し出せる琉球畳はまさに万能な畳と言っても過言ではありません。琉球畳なら、普通の和室も手軽にモダンにお洒落に出来ます。

琉球畳の敷き方の一つに市松敷きがあります。
市松敷きとは、一色の畳を交互に置いた敷き方のことです。
実はこのような置き方は、一種類の色合いのみでできるんです!

琉球畳は、1色のみでもまるで2色使っているかのような発色をさせることが出来ます。
これは日の当たり方によるもので、これにより、時間や角度によっていくつもの表情を
見せてくれる楽しさがあります。
さらに、元は同じ色となりますので、自然な色合いで部屋になじみます。

琉球畳にオススメなのは特殊織です。
目積織りと呼ばれる方法で、通常の畳に比べて井草の折り目がより細かくなっています。
光の反射加減や、見た目のスタイリッシュさにくわえ畳表の柔軟性が高いので、
へり無しにした場合の質感が心地よいです。

最近若い人に人気が急上昇なのがブラックの琉球畳風カラー畳です。
お部屋をモダンでシックにきめたい人が、黒とグレーのカラー畳を交互に敷いてお洒落に
カラー畳を楽しんでいるようです。
黒はどんな色とも合いますが、どの色と組み合わせるかで大きくイメージが変わります。
組み合わせ次第でモダンで刺激的なイメージや重厚な雰囲気にすることができます。

フローリングのお部屋に和の空間を演出できるユニット畳
ユニット畳の特徴と種類をご紹介

 

ユニット畳とは、フローリングの上に敷くことのできるものです。敷くように使う薄くて
軽いもので、置き畳とも呼ばれています。
通常のものよりも薄いので簡単に移動させられ、気軽におしゃれな和室を楽しむことができます。間取りの関係で独立した和室が作れなかった場合や賃貸でも和の雰囲気を加えたい人に
適したアイテムです。

ユニット畳のメリットは、基本は可動式であることです。
必要に応じて襖や建具、和室の移動が可能なので、家族構成の変化や気分に応じて
フレキシブルに空間が変化します。

ユニット畳にもいくつか種類があるのでご紹介します。

– い草の畳 –
い草を原料とした、いわゆる昔ながらの畳です。
畳独特のい草の香りには、森林浴と同様のリラックス効果をもたらすフィトンや
バニリンといった成分が含まれているので、「室内で森林浴」気分が味わえます。

– 和紙畳 –
和紙をコヨリ状に加工し、い草のような形にして樹脂コーティングした畳です。
手入れがしやすく、清潔に保っておけるのでダニやカビに強いというメリットがあります。

– 樹脂製の畳 –
表面や内面の特殊加工により、い草の長所を備えた新素材の畳です。
い草畳に比べて100%に近い洗浄率なので、お手入れやお掃除も簡単で耐久性にも優れています。

– 琉球畳 –
大分県の国東地方だけで生産されているカヤツリグサ科という植物を使った畳です。
非常に丈夫で通常のい草畳と比べると数倍の強度を持ち、耐火性・耐久性に富んでいます。

関連記事一覧