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古くなっていらなくなった劣化した畳 粗大ゴミ?それとも燃えるゴミ? 知らないと損をする畳の処理方法○選

劣化して要らなくなった畳。処分するにはどこに頼めばいい?

 

畳の中には粗大ごみとして扱えないもの、ごみ処理施設に持ち込めないものもあります。
その場合は業者に依頼して畳を処分してもらいましょう。

いらなくなった畳は不用品回収業者、リサイクルショップ、引越し業者、畳屋のどれかに依頼すれば引き取ってくれる可能性があります。

しかしリサイクルショップの場合、古い畳はリサイクルの需要がありません。
畳の寿命は長く、約10年以上といわれており、畳の裏表をつかうことができればさらに、畳の寿命は長くすることが可能となる場合があります。そのため、約10年以上つかった畳をリサイクルに出すとなると、劣化している箇所が多くみられる場合があり、買い取ってくれない確率が高いです。
畳屋の場合も同様です。
新しい畳に張り替える場合は、畳を購入した店舗の方に今ある畳の取り外しと新しい畳の設置を依頼できる場合があります。
もしそれが可能であれば、新しい畳に買い替えると同時に古い畳を処分することが
できるかもしれません。

自治体で畳を処分しようとすると、処分方法に制限があることがあります。

・1回で枚数制限なく回収してほしい
・回収してもらう曜日や時間を指定したい

このようなご希望にも応えてくれるのが業者に依頼するメリットだと思います。
業者が処分してくれる費用相場は、畳1枚の2000円ほどになっています。スケジュール的に指定されている時間に持ち込めなかったり、大量に処分したい方は業者を利用することをおすすめします。

処分する畳は燃えるゴミで出せるのか?

 

業者に頼らずにご自分で畳を処分する場合、基本的には粗大ゴミとして出すことになります。
すべて可燃物でできているとはいえ、畳は可燃ごみとして処分できません。
出し方は、粗大ごみの日にごみ捨て場に持っていくだけで大丈夫です。
粗大ごみの処分が有料の場合は規定に従って料金を払い、目印のシールなどを貼って出しましょう。
また、カラスなどが畳表のイグサをほじってしまわないように、深夜や早朝に出さないように注意しましょう。

また、自治体によっては、ゴミ袋に入る大きさに切れば畳を可燃ごみとして処理します、というところもあります。
ただし、自治体によっては「畳は粗大ごみ以外は受け付けない」というところもありますので、事前に確認しましょう。
畳はのこぎりがあれば素人でも簡単に切れます。
でも、腐った畳は切りにくいので、分解してゴミ袋に詰めたほうが楽な場合もあります。
切った畳は小分けしてごみ袋にいれて、燃えるごみの日に出しましょう。

可燃ゴミとして処分する際の注意点をお伝えします。
ゴミ袋で2〜3袋程度になるなら、そのまま処分して問題ないですが、家中の畳を処分するとなるとそんな量では到底入りません。
異常な量の処分となってしまうと、ゴミ回収業者の判断でゴミが回収されないことも
あるようです。
また、可燃ゴミ処理については自治体で許容範囲が異なる場合があるので、念のため、
カットする前に自治体のゴミ収集担当の方へ相談しましょう。自治体の許可が降りれば、後は回収を待つだけです。

粗大ゴミで劣化した畳の処分を頼んだらどれくらい費用が掛かる?

 

1畳数百円で回収してくれる地区から、不用品回収同様に数千円かかる地区もあります。
また、自治体によっては「処理できないゴミ」として回収自体不可としているところもあります。まずは自治体へ問い合わせて、地域に適した処理方法を確認しましょう。

地方ごとの畳1枚(1畳)分の平均処理手数料をご紹介します。
また、粗大ゴミは回収か持ち込みかで処理手数料も異なりますが、
今回は持ち込みの場合も含めて平均の料金を計算しています。

• 北海道:500〜650円
• 東北地方:800〜1,330円
• 北陸地方:500〜1,000円
• 関東地方(東京都以外):1,000〜1,150円
• 関東地方(東京都):800〜1,200円
• 東海地方:800〜1,000円
• 近畿地方:400〜1,500円
• 中国地方:500〜800円
• 四国地方:300〜1,020円
• 九州地方:500〜700円
• 沖縄地方:300〜500円

地方ごとに平均価格はあれど、市町村ごとに細かく内容は異なるため、詳しくは自治体に
確認しましょう。
また、地域によって、持ち込みであれば畳を粗大ゴミとして無料回収しているところもあります。
島根県の松江市では、処分の量にもよりますが、年に2回粗大ゴミの無料回収を行っているようです。逆にいくつかの自治体では回収自体を行っていないため、購入先に相談するよう促されたり
不用品回収業者を紹介されるパターンもあります。
やはりまずは自治体の環境保全部や粗大ゴミの担当部署に問い合わせる必要があるようですね。

あなたにとって一番いい劣化した畳の処分方法とは!

 

新しく畳を新調する場合であれば、迷わず畳屋さんに処分を依頼すると思います。
必ずしも無料で回収してくれるわけではないみたいですが、面倒な手続きが不要になるので
畳屋さんにお任せすることになると思います。

しかし今後畳を使用しないのなら、処分するためだけに高いお金は絶対かけたくないというのが私の考えです。

なので畳の数にもよりますが、可能な限り可燃ゴミとして処分したいと考えています。

ここで畳をカットするための手順をご紹介します。

①裏側の縁の部分にある糸をハサミで切る
②表に返したら横からカッターを7~8cmほど差し込み、縫い糸を切る
③するとバラバラになるので、さらに裏返して縦糸を切り、また表に返して横糸を引き抜く

これで藁床や人工素材でできた部分などが分かれるので、それぞれ燃えるゴミかどうか確認した後、のこぎりなどで小さくカットして適切に処分しましょう。
かなり手間はかかりますが、時間と体力に余裕があれば検討したいです。

また、畳の処分費用は素材によって異なることがわかりました。
人工素材を使わず天然のわらなどで作られた「本畳」と、
プラスチックなどの人工素材が入った「樹脂加工畳」があります。
樹脂加工畳は耐久性に優れており、さらには処分費用も本畳と比べて半額で済むこともあるのです。
そのため処分したい畳がどの素材のものか確認することが必要となります。
まずは処分が必要な畳の素材を見て、処分方法を検討しようと思います。
 

 
 
 

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