赤ちゃんにも安心して過ごせる畳のお部屋づくりに役立つ生活の知識(知恵) シートをつかった予防方法からスチームアイロンをつかったダニ退治法を徹底解説
畳にダニが一番発生する時期は?あらかじめ予防できること
予防シートを活用して対策しましょう
ダニは梅雨の時期から夏にかけて急増し、秋になると減少するといわれています。
このメカニズムを踏まえて、梅雨から夏にかけては繁殖を抑制し、秋以降は繁殖したダニの
死骸や糞、脱皮殻などのアレルゲンを除去することに重点を置くとよいでしょう。
ダニが発生する前の対策としてダニ捕りシートを仕掛けるという方法があります。
しかしこの方法はダニ退治効果に即効性がありませんので、
「今すぐなんとかしなければならない」場合には向きませんが、
• 毎年梅雨頃からダニが発生するから事前に退治の策を張っておきたい
• 出来れば薬剤はあまり使いたくない
• 大きな被害はないがダニがいるように思うから対策を練りたい
など、あまりお急ぎでない場合のダニ退治方法としておすすめです。
ここでは「ダニ捕りロボ」という商品をご紹介します。
置いておくだけでダニ退治ができとても手軽です。
もちろん畳以外にも応用できるので、余った分で部屋全体のダニ対策ができます。
また、ダニ捕りシートの他にない利点に、「本当にダニがいるのかどうか確かめられる」 ことが挙げられます。
体が痒い、発疹が出た理由が畳のダニでない可能性もあります。
ダニ捕りシートを1~2週間使用したら、裂いて中を確認してみましょう。
もしダニがいなければ、あなたの痒み・発疹の原因は別にあるでしょう。
ダニの繁殖を抑える方法の一つに畳の下に防ダニシートを敷くという方法もあります。
ご自分で設置することもできますが、畳張替えなどのプロにお任せするのがオススメです。
赤ちゃんが畳に寝ても使えるダニ退治の薬とは?
ダニ対策スプレーは、人やペットが居ても使える安全性の高い成分にこだわったものや、
薬剤を使用せずオーガニック成分や天然ハーブを配合したものもあります。
妊婦、赤ちゃん、子ども、ペットが居ても使えるものが多いので、どのような特徴があるのか
パッケージを確認してから購入すると良いでしょう。
ここで畳に使えて赤ちゃんにやさしいダニ対策スプレーをご紹介します。
– 大日本除虫菊 –
月に1回スプレーするだけのダニ対策スプレーです。防除用医薬部外品に分類され、駆除と予防を兼ねています。エサを求めて表面に上がってきたダニが薬剤に触れて死ぬ仕組みになっています。
速乾性があり、人間に害のある成分は含まれていないので、カーペットや布団、ぬいぐるみなどにも安心して使用することができます。
屋外にいる大型のダニ「マダニ」にも効果があるので、外出時のマダニ対策にもオススメです。
– ダニィーくんバイバイ!防虫スプレー –
防虫専門業者が、化学薬剤を使用せず植物成分で作ったダニ用スプレーです。
赤ちゃんがいるおうちでも安心して使えますね。
ほかにもアリやゴキブリ用のスプレーもあります。
この商品を使った方の口コミをご紹介します。
・ひのきの香りがよく、リピートしました。
・天然素材のものなので、ペットがいても安心して使用できます。
また、ダニの忌避に効果のあるハーブの成分がメインで内包されている、置くタイプの
忌避剤もオススメです。
クローゼットや押入れなどの密封空間に置いておくと高い効果が得られます。
匂いが若干強いかもしれませんが、安全な成分しか使われていないので、
子供やペットがいる家でも安心して使うことができます。
畳のダニ退治にはスチームアイロンが効果を発揮
スチームアイロンを使う時の注意点
畳のダニ退治方法として紹介されることもあるスチームアイロンによる熱処理ですが、この方法は準備と後処理をきちんとしないとさらなる問題を生みます。
以下の2点はくれぐれも守りましょう。
• あて布は必須
• 退治の乾燥
畳に直接アイロンを当てるといくらスチームといえど熱で焦がしてしまう恐れがあります。
使い古したタオルをあて布代わりにし、その上からアイロンを当てましょう。
また、スチームを噴射することで畳が湿ります。
湿った環境のまま放置しておくとダニの再発生だけでなく、チャタテムシまで湧いてしまう恐れがあります。
考えるだけでもおぞましいです。
畳を乾かすとなれば、
• 畳を天日干し
• 畳を壁に立て掛けた状態でエアコン、扇風機の風を当てる
• 布団乾燥機で乾かす
などの方法になりますが、もしこれらの乾燥処理ができないのであれば、スチームアイロンで
ダニ駆除を行うことは控えましょう。
スチームクリーナーも同じく畳を湿気らせるので、水分に気をつけるようにしましょう。
詳しく調べたところ、スチームアイロンを使用したダニの退治方法は、駆除効果は高くても
除去効果はそこまで高くないことがわかりました。
つまり、ダニを退治することは出来ても、そのダニの死骸は残ったままですし、そのダニが
存命中に出した糞、抜け殻なども残ったままです。
なので、ダニ退治の後にはしっかりとダニアレルゲンの除去をすることが大切です。
掃除機での吸引除去が手早く効果的な方法です。