和室をオシャレにする方法！畳の種類は一つじゃない！こんなにも増えた畳のラインナップ

2019.07.02

畳

従来の畳といえば、縁つきのい草の畳表を使っているものが主流でした。

大昔でいえば縁にはその家の家紋等を入れることになっていたりと、現代と比べて自由度がかなり低かったのです。

現代の畳は機能だけでなく伝統の畳のスタイルを守りながらもモダンでおしゃれで見た目にも
美しい畳がたくさんあります。

畳縁一つにしても色や柄が自由に選べたり、そもそも縁自体がないスタイリッシュな畳も
登場しています。

最近では縁のない畳の中でも色をつけたカラー畳が人気です。
畳の優しい肌触りや人数や用途を限定しない便利さはそのままで、洋室になじんだ色で
プランできるのでとても使いやすいし、何よりおしゃれです。

縁のない畳にはかなり豊富なラインナップがあります。
色が選べるのに加えて、市松模様にしたりボーダー模様にしたり組み合わせは無限大です。

近年登場した和紙の畳や樹脂の畳も要チェックです。

和紙からつくられた畳の特長は、なんといってもその表情の良さ。
微妙な色合いを出すことができるため、モダンな和の雰囲気を創り出すことができます。
また、ダニ・カビに強く、色あせなど「い草」に比べて耐久性が高いことや、インテリア性に
優れていることが特長です。

樹脂の畳の最大の特徴は抜群の耐久性があるということです。
水や飲み物をこぼしても畳に染み込まず、サッとぞうきんで拭き取ることができたり、
表面が傷つきにくい特長もあります。
そのため、育児、介護、ペットといった用途にもおすすめです。
多彩なカラーバリエーションも人気です。

和室といえばい草の畳を想像する方が多いですよね。
もちろん、昔ながらのい草を使った畳でもおしゃれな和室は演出することができますが、
思い切って雰囲気を変えるなら断然琉球畳がオススメです。

琉球畳はカラーバリエーションが非常に豊富です。

その中でも最も人気と言われているのが、灰桜色の琉球畳です。
グレーでありベージュのような、光の加減やお部屋の雰囲気で印象の変わるシックなお色です。
明るいお部屋にも、しっとりしたお部屋にも似合うのが一番人気の理由なのでしょう。

2番目に人気と言われているのが、銀白色の琉球畳です。
畳らしいカラーの黄緑色なので、畳らしさを演出するには最適といわれています。
ナチュラルなお部屋や、かっちりとした和室に似合いやすいです。

従来のい草の畳から琉球畳に変える場合、押入れをクローゼットに変えたりなど
リフォームも同時に検討される方が多いですが、畳を変えるだけでも十分イメージはガラリと変わります。

縁つきの畳はどこか古臭い印象を与えてしまい、部屋全体が重たい印象になってしまいます。
かえって琉球畳の方は、縁が無い分、ふんわりとした柔らかい印象を与えています。

琉球畳の特徴の一つが特殊織りです。
目積織りと呼ばれる方法で、通常の畳に比べて井草の折り目がより細かくなっています。
目が細かいことでよりフラットな仕上がりになるため、光を反射しやすい特徴があります。

琉球畳を敷くと部屋が明るく見えるのはそういった理由からです。

昔に比べて選べる種類が増えている！最近の畳事情とは？