畳を買うならどこがお得 コーナンやニトリといったホームセンターかそれともアマゾンや楽天といったネット通販? やっぱり近くの畳屋さんが安心? 値段やアフターサービスを徹底比較
買って終わりではない 毎日過ごすところだけにアフターフォローも大切
アマゾンや楽天で検索して畳の値段だけで選んでも大丈夫?
畳屋の表替えの料金相場は、1畳あたり5,000円〜15,000円ほどです。
新調は1畳あたり10,000円〜25,000円ほどです。
ホームセンターでの表替えの相場は1畳あたり3,000円〜15,000円ほどです。
ホームセンターでの新調の相場は1畳あたり8,000円〜20,000円ほどです。
グレードにもよりますが、だいたい2,000〜5,000円ほどの差があるようです。
ただし、ホームセンターの畳ではい草の質に気をつけなければいけません。
い草は農産物のため、その年の天候によって品質に大きな差がでます。
い草は12月の寒い時期の頃に植えて、7月頃に収穫します。6月の梅雨の時期に一気にい草はすくすくと伸びて畳として使える長さに育ちます。
しかし、雨が少なく空梅雨になるとい草は十分に伸びません。
そうすると品質が低下するのです。
ネット通販ならさらに安く、1畳あたりの表替えを2000円ほどで提供している会社もあります。
しかし、ネットで格安で畳を販売している会社は悪質なところが多いといわれています。
その理由をご紹介します。
・配達代は含まれているが引き取り代は含んでいない
・引き上げてから表替えはできないからといって新畳に変更させる
・キャンセルすると表替え代よりも高いキャンセル料を要求する
畳屋さんの畳は他の購入方法に比べると安いとは言えませんが、プロの方が1から10まで
やってくれるので、安心感が強いと言えます。
ネット通販の畳もホームセンターの畳もあくまで既製品です。
お客様お一人おひとりにあった畳が提供できるのは畳屋さんならではの魅力です。
本当に畳にこだわるなら畳屋の畳、手軽に畳を楽しみたいならホームセンターの畳を
オススメします。
最近のホームセンター事情
コーナンやニトリなどの畳の値段やアフターフォローを比べてみる
コーナンで販売されている畳の価格は、一畳あたり表替えは4700円〜、新調は9500円〜となっています。
見積もりに関しては無料でしてもらえるのでとても魅力的です。
コーナン商事株式会社は、一流メーカーとの共同開発によるオリジナル商品を扱っているという点が他社との独立化を図れている部分でしょう。
また、その他のメリットとしては以下の点が挙げられます。
・リフォームに関することなら何でも聞ける
・買い物の途中で寄れる
・窓口が大規模なので安心
・協力業者との連携による提供商品のコスト削減
デメリットとしては保証サービスが1年しか受けることができないという点です。
近年では、無償有償問わず最長10年保証が完備されているリフォーム会社も多くなっている中で保証サービスが1年というのは物足りなさを感じます。
一方、ニトリで販売されている畳の価格は一畳あたり表替えなら8990円〜、新調なら13900円〜となっています。
コーナンの畳と比べるとやや割高ですが、い草の本数や畳表の種類や畳縁が自由に選べるという点は非常に魅力的じゃないかと思います。
見積もりに関してはコーナン同様無料でしてもらえますが、先に全額支払いをしてから工事に
入るので注意が必要です。
先に支払いをしてしまうと不安に思う方も居るようですが、見積もり以外の料金を請求されないので良いという方も多いようです。
また、ニトリでリフォームを依頼する際のメリットとして、トータルコーディネートを
考えてもらえるという点です。
例えば、畳屋に依頼した場合畳の取り換えを依頼すればその部分だけのリフォームに
終わってしまいますが、ニトリの場合、その周辺もコーディネートできるということです。
昔と比べて畳をあつかうところがふえている
近所の畳屋さん ホームセンターからネット通販まで値段を比べてみる
昔は畳を買うとなれば畳屋で購入するのが主流でしたよね。
最近では畳の和室が減っていることから、職人自体が減っているというのが現状です。
畳屋さんは減ってきていますが、その代わりに通販サイトで畳が売られているのを見かけることが多くなりました。
通販サイトで売られている畳の多くはユニット畳と呼ばれるものです。
ユニット畳はデザインが豊富で、フローリングの一角にちょこっと置けるのも魅力です。
ユニット畳であれば洋室やリビングに置いても違和感がないので、和室が減ってきている今も需要があるのも納得ですよね。
カーペット感覚で敷くことができる既製品のユニット畳だからこそ、通販で販売することができるというわけです。
Amazonや楽天で売られている畳はなんといっても安いですが、その分デメリットは多いです。
輸送途中の破損や不良品などの場合は返品を受け付けていますが、イメージ違いやサイズ間違いなどのお客様ご都合の返品は基本的には不可能だからです。
結論から言うと、自己責任なのです。
安く抑えるためにどうしてもネット通販で購入したいのであれば、実際に店舗に行って現物を確認してから同じものを通販で探して買うという方法が何といっても手堅いです。
通販のデメリットであるイメージ違いやサイズ間違いを未然に防ぐことができるからです。
和室を一面リフォームするというような大掛かりな模様替えを検討しているのであれば、
アフターフォローが充実している畳屋さんを迷わず選ぶべきだと思います。
極端な例ですが、ヨガマットとしての畳を購入するなら強いこだわりがなければ通販で
全然問題ないかと思います。
何を目的に畳を使用するのか、要はこの辺りが肝心なんじゃないでしょうか。
選択肢が昔に比べてふえたけど・・・
畳の値段やアフターフォローを比較するとみえてくるメリット・デメリット
畳を売ってる場所って意外と結構あるんです。
・畳屋
・ホームセンター
・通販
・家具専門店
おそらくほとんどの方がこの中のどれかの方法で購入されていると思います。
この中でお店によって一番質に差が出るのは実は畳屋の畳なんです。
畳屋さんが扱う畳表とは自然の農産物であり人工的に作る製品とは違います。
その為、畳店で扱う畳表は店によって必ず違うものなのです。
価格帯が同じであっても品物は必ず違います。
それぞれの店で値段が一緒だとしても、使う品物が国産畳表の店、中国産畳表の店や国産畳表でもグレードが違うなど、価格だけで比べてはいけません。
実際使用する品物がどういったものかを知る事が重要となります。
また、畳屋とは職人(技術職)です。
作業する職人の腕により、仕上がりや製品の持ちなどが大きく変わります。
また、アフターフォローもお店ごとに違うので、畳屋さんで畳を購入される場合は
かなり念入りにお店選びをする必要があります。
ホームセンターや家具専門店であれば既製品を購入することになるので、金銭的に余裕があれば
極力上質なものを選んだ方が良いでしょう。
上質な畳表は耐久性に優れており、日焼けによる変色も美しいといわれています。
上質な畳を購入した方がメンテナンスのことも考えると結果安く抑えられることもあります。
ただ、保証期間に関しては畳屋と比べると比較的短く設定されているというのが難点です。
通販の畳に関しても同様です。
充実したアフターフォローを希望するのであれば、畳屋で購入するのがベストでしょう。
納品された畳のことで気になることがあれば相談に乗ってくれるのは畳屋ならではの
サービスではないでしょうか。