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知らないと損をする畳の相場 高級品と格安品との違いや値段をご紹介

畳の値段が種類によって違う理由とは

 

畳の汚れが気になってきた
法事やお盆正月などで親戚が集まるので綺麗にしたい
等々、畳の張り替えをお考えになるシチューションがあると思います。

そんな時、畳店のホームページやチラシなどで畳の価格表を目にされると思います。価格表を見ると多くの場合色々な価格帯を選べるようになっています。
それも価格差がかなり幅広いです。
具体的にはもちろん畳店にもよりますが、畳の表替えで約5,000円〜15,000円くらい、新調で約10,000円から30,000円くらいが多いです。

この価格の違いは何なのかというとまずは品質の違いがあります。
畳は目に見える表面である畳表(おもて)、畳床(とこ)、縁(へり)の三つから構成されています。このそれぞれの品質の違いにより価格が変わってきます。
畳表に使われるい草の品質や畳床の素材、縁の種類によって価格が違ってきます。
これが違うとなにが違うのかということなのですが
まず見た目が違います。
そして耐久性、除湿性などの機能性が大きく異なります。

ひとクラス上の畳 高級品の良さとそのお値段

 

高級品の良さでわかりやすいところでいうと上記にも書いていますが見た目にムラがなく美しいです。
い草は産地によって違いがでてきます。そして高級品になると長いい草を使っています。
長いい草を使う方が美しい畳表を作ることができます。
なぜなら色が均一できれいな中央部分をつかえるのでムラなく美しい畳表となるからです。
そしてなにより高級品は畳の品質に大きく影響されるい草の本数がグレードの低いものに比べ断然多いです。い草が多いと当然厚くしっかりとした仕上がりとなります。そして毛羽立ちもしにくくなります。
それゆえ耐久性も価格のリーズナブルなものに比べて格段に優れています。

畳床においても高級品とリーズナブルなものとでは品質が違います。
なので畳の踏み心地における弾力性クッション性においても違いがでてきます。

そして畳本来の良さであるお部屋の湿度調整やリラックス効果などの機能性も大きくことなります。
なので長い目で見ると始めに高級なものを買って、長くお使いいただく方がコスト面において良い場合が多いです。

お値段がリーズナブル 手に入りやすい畳の格安品のデメリット

 

消費者の立場からすればなるべく価格のリーズナブルなものをというおもいがあると思います。
よくアウトレット品、激安品という目を引くフレーズと格安の値段がネット上やチラシの紙面に載せられています。

しかし前記で述べているように劣化が非常に早かったり、断熱性除湿性などの機能が著しく劣ることが多いです。
畳は時間の経過とともに色が変わっていきます。
リーズナブルなものはやはりほかのグレードのものに比べ変色は早く、い草一本一本の変色にばらつきがあるので色むらが目だつことがあります。

そして畳の耐久性も高級品に比べ低いです。
もちろんそれを分かった上での購入ならば良いのですが、

思った以上に劣化が早く畳の表面がボロボロになってしまった・・・

その結果、早い段階での買い替えとなってしまい余計に費用がかかってしまった

というケースもあります。

畳の値段の相場を確認したところで、自分のニーズにあった畳を選択しましょう

 

畳のグレードの違いとそれぞれの特徴を踏まえた上で畳を選ぶのがとても大切です。
お家の中でもリビング、応接間や寝室、子供部屋などたくさんの種類のお部屋があります。
そしてそれぞれの使用目的や頻度も異なってきます。
つまり、そこで過ごす人や時間がそれぞれ違います。
なのでそこでの空間をより快適に過ごすためのものも当然変わってきます。
例えばテレビであればみんなが集まるリビングでは、画面が大きくて画質の良いものをお選びになると思います。一方で書斎や寝室といったパーソナルなお部屋にはそれほど大きくなくて価格もリーズナブルものを選ぶ方が多いのではないかと思います。

畳も同様にみんなが集まり長く過ごすお部屋や、美しく快適に保っておきたいお部屋には少し値段が高くても良いものを選びたいと思われる方が多いです。
一方で、あまり使わないお部屋等々でリーズナブルなものを選ばれる場合もあります。
なので自分のニーズをしっかり把握することが大事です。

また、赤ちゃんがおられるご家庭では肌触りの良い「人に優しい畳」をお選びすることができますし、お子さんが成長期を迎えられ、子供部屋で畳表に激しく負担がかかるようになるとコストパフォーマンスの良いものを選んだほうが経済的に良い場合もあります。
そのご家庭それぞれのライフステージに合わせて畳を選ぶといった方法もあります。

なので畳の品質や機能性をよく考慮しないで安易に価格だけで畳を選んでしまうと後々後悔してしまうかもしれません。
それぞれのシーンにあった畳選びを慎重に検討することが大事です。

畳選びに迷ったら一度信頼のできる畳屋さんにご相談するといいでしょう。

 
 

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